Hallelujah! 美和です。すっかり初夏ですね。夏好きの私には、夏が待ち遠しくてたまりません。
皆さんGWはどのように過ごしましたか?熱いゴスペルウィークだったでしょうか?それとも行楽地に出かけたり、ゆっくり休みをとりましか?
さて、今年2回目久々の池ゴスは、GWに行われた2つの大きなイヴェントのあの素晴らしい時をもう一度!と言う事で、2曲WSします。
まずは、GW前半に埼玉で行われたKurt CarrのWSから「Great Jesus」
https://www.youtube.com/watch?v=vU2rL2b5G00
そして、北海道で行われたBTS(ブルックリン・タバナクル・シンガーズ)によるWS、Hezekiah Walkerのアルバムから「Every Praise」
https://www.youtube.com/watch?v=jBZYMUP2LDk
そして、今回のスペシャルゲストミュージシャンとして、2月にゲストで来てくださったギャズデン夫妻の子息、Marcel Jonte(マーセル・ジョンテ)氏が来てくれます!!!以下が彼のプロフィールです。これからのゴスペルを担っていく若きリーダーです。
Marcel・Jonte(マーセル・ジョンテ)
http://zoe-music.webs.com/ (HPは来週6月アップ予定)
ドイツのカンプ=リントフォルト出身。母はゴスペル歌手の Carol Gadsden(キャロル・ギャズデン)。
3人兄弟の二男として音楽一家に生まれ、幼少の頃から兄や弟と共に母のコンサートに連れられて母のステージを見 ながら育つ。自身も5歳の頃から教会の聖歌隊でソリストを務めていた。 米国メリーランド州に移住後、地元の教会でとある父親と二人の息子がキーボードを一緒に演奏している姿を見て、キーボード演奏に目覚める。11歳でキーボードを 独学で習得し、地元の教会の礼拝や、母の伴奏者として演奏し奏者としての腕を磨く。
1999年、一家で日本に移住。米国人の集うゴスペル教会のキッズ聖歌隊でキーボード奏者を務めた後、2001年に母がオープンしたゴスペルスクール「ゴ スペル・コネクション」と、同年に牧師である父W.D.Gadsdenが母と共に東京都福生市に設立したニューライフ教会にて、専属キーボード奏者に就 任。10代にしてプロのバンドミュージシャンたちと数々の共演をこ なし、母のセカンドアルバム「He’s The One」では、リード・キーボードを務める。
現在はニューライフ教会の音楽ディレクターを務める他、演奏活動は日本全国におよぶ。TBS、ハーベストタイム、福生市のローカルTVなどにも多数出演。
キーボード講師としても、独自 の演奏スタイルと天性の音楽感性で、技術だけに留まらない音楽の素晴らしさと、音楽への愛を伝える活動を続けている。
また、音楽のほか、グラフィック・デザイナーとしての顔も持つ。2011年にはゴスペル関連のチラシやCDジャケット、ホームページ制作などを手掛けるデザイ ン会社Glory Graphic Design, LLCを設立、現在CEOを務めている。
演奏やデザインを通じて、ゴスペル・ミュージックがもたらすLove&Peaceを広める活動に情熱を注いでいる。
それでは、6月7日の池ゴスで思いっきり歌いましょう!!
池ゴスでおなじみ、SHIZU革の販売もします♪
Let’s praise the name of Jesus!
God bless you!
Miwa
ハレルヤ!裕です!
いよいよゴールデンウィーク突入ですね?みなさんいかがお過ごしですか?
5月にはあのゴスペル界の大御所、Kurt Carrが来日してワークショップを開催しますね 。またBrooklyn Tabernacle Choirがシンガーズで北海道に来日しワークショップが開催されたりと、日本のゴスペル界も活発に動き始めて、ゴスペルブームの再熱の予感を感じているのは私だけでしょうか?
今回は、ゴスペルを歌い始めて間もない人や、歌ってはいるがなかなか本場のブラックゴスペルに馴染んでこなかった人達にお勧めの映画を紹介します。ゴスペル音楽に夢中になり歌い続けていると、本場アメリカの黒人達のゴスペルを聞きたくなります。本や映画などで断片的に観た事のある熱狂的な礼拝!倒れるまで神様を賛美する人達。ホーリーダンスにシャウト・・・そんな光景に憧憬を抱き、いつか実際に体験してみたいと思うものです。アフロ・アメリカンの精神的な土台となり支え続けた黒人教会と、そこで歌われるゴスペル音楽。そのユニークで熱い文化を体験するためにはアメリカまで行かなければなりません・・・。でも今回紹介する「GOSPEL」という映画は、そんな本場のゴスペル音楽の熱狂を映像という形で味わうことができるゴスペルラヴァーズ必見の内容です。
映画「GOSPEL」は、1981年にカリフォルニア州オークランドのパラマウント劇場で開催されたゴスペルコンサートを記録したライブ映画です。出演はMighty Cloud Of Joy、Shirley Caser、The Hawkins Family、The Clark Siters、James Cleveland & Southern Calfornia Community Choirといったゴスペル界の大御所でありレジェンド達です。最近のゴスペルファンには余り馴染みのない名前が並んでいるかもしれませんが、今のゴスペルの基礎を築き現在でも多大な影響を与え続けているようなビッグネームが勢ぞろいして開催されたコンサートなのです。
ゴスペルシンガーの仕事は、神様や聖書のことを聞き手に伝えること。それがどんな状況であっても変わりません。教会という彼らのホームグラウンドではもちろんのこと、お酒が出されるライブハウスであっても、劇場であっても、野外であっても、そこで神様のことを歌い伝えます。そしてその場にいる人がまるで教会にいるかのような、ホーリーな感情へと高められていく。その導き手が一流のゴスペルシンガーだと思います。是非、パラマウント劇場が大きな黒人教会と変わっていく様子をこの映像で目撃して欲しいです!
映画「GOSPEL」よりYou Tubeをいくつか紹介しておきますね!
Mighty Cloud Of Joy/I’ve Been In The Storm
1960年結成のカルテットグループ。ハードシャウターのJoe LigonとファルセッターのPaul Beaslyの掛け合いが凄い!伝統的なハードカルテットの系譜からスタートし、途中フィラデルフィア録音などでソウルミュージックとの接点を試みたりしながら現在も最前線で活動している伝説のカルテット!!
数多くの名シンガーを輩出したThe Caravansのリードシンガーとして活動し、ソロとなってからの最大のヒット曲である「No Charge」。神の無償の愛を母の愛に例えて歌われる。彼女自身がゴスペルシンガーになるきっかけは病弱な母を支えるためにゴスペルシンガーとなってお金を稼ごうという理由でした。
この映画ではマイクスタンドを十字架に見立てた寸劇を見せてくれます。圧巻です!
The Hawkins Family/Until I Found The Lord~Right On
ゴスペルの代名詞的な曲「Oh Happy Day」は、黒人教会のゴスペルを全世界に知らしめてポピュラーミュージックの世界にも通用するものとして高めた記念的な名曲です。その「Oh Happy Day」のオリジナルライターがThe Hawkins Familyの面々です。彼らの地元オークランドでのコンサートということもあり凄まじい熱気。神様の前で我を忘れて踊りまくり叫び続ける、まさに黒人教会の熱い礼拝を映像で体験できます。
デトロイトのSouthwest Michigan State Mass Choirのディレクターで「ゴスペルクワイアの母」と呼ばれたDr.Mattie Moss Clark。彼女の4人の娘で結成されたThe Clark Sistersの大迫力パフォーマンスを堪能してください。彼女達はMary・J・Brige、Kelly Priceといった後のR&Bのシンガー達の憧れでもありました。
James Cleveland And Southern Calfornia Community Choir/Can’t Nobody Do Me Like A Jesus
「ゴスペルの王様」と呼ばれたJames Cleveland。マスクワイアスタイルのゴスペルを確立し、現代ゴスペル音楽の基礎を築いたまさにPrince Of Gospel Music!!! 彼が創立したGMWA(Gospel Music Workshop Of America)からは数多くのシンガーが世に輩出され、ゴスペルの普及に大きな貢献をしました。この映像でホーリースピリッツに支配され止まらずたたき続けるドラマー、それを抑えようとするJames Cleveland師。このシーンこそこの映画のクライマックスといえるでしょう。
こちらで購入可能のようです。
是非!映画「Gospel」をご覧になってください!そして“Golden Week”を“Gospel Week”で過ごしましょう!
God bless you!
ハレルヤ!池ゴススタッフのモグです。
いつも池ゴスに、都内近郊だけでなく地方や海外からも来て下さって感謝です。
せっかく池袋に来たのだから、心も体も温かくなって帰っていただきたい!
そこで、今日はゴスペルや音楽からちょっと離れますが、ラーメン大好きモグが池袋のオススメラーメン屋さんを紹介しちゃいます!
異なる味の3店舗、しかも!池ゴスが終わってから食べに行けるお店をピックアップしました。
【麺処花田 池袋店】
住所:東京都豊島区東池袋1-23-8 東池袋ISKビル
電話番号:03-3988-5188
営業時間:11:00-23:00、日祝11:00-22:00
定休日:無休
☆味噌ラーメン。
辛味噌ラーメン、味噌つけ麺。
野方にある人気店『花道』で修行した方のお店。
赤味噌と白味噌をブレンドした少し甘めの濃厚でドロドロしたスープ。
そこに三河屋製麺の太麺と中華鍋で炒めた野菜(もやし、キャベツ、玉ねぎ)、白髪ねぎ、チャーシューがのります。
(写真:野菜多め、ニンニク多め、味玉(100円)トッピング)
濃厚なので、バランス的には「野菜多め(無料)」にすると丁度いいです。
ニンニク多め、ランチタイムライスも無料。これはばっちり温まります。寒い日やガッツリ食べたい時におすすめです。
(写真:味噌つけ麺、野菜多め)
【鶏の穴】
住所:東京都豊島区東池袋1-39-20
電話番号:03-3986-2811
営業時間:11:00-22:30(スープ切れ次第終了)
定休日:無休
☆鶏白湯らーめん。
赤鶏らーめん、つけめん、鶏めし。
(写真:白鶏らーめん+味玉(100円))
スープは鶏の甘みと旨みがよく出て若干のトロミがある、まさにベジポタ系。
鶏チャーシュー、鶏そぼろ、メンマ、青ねぎ、玉ねぎがのります。
味玉(100円)には『鶏』の焼き印がつきます。うまくまとまった一杯ですので、大食いさんにはちょっと足りないかもしれません。
大盛りか味玉か鶏めしをつけることをおすすめします。
ココはデフォルトのメニューも美味しいのですが、月替わりの限定ラーメンもやっていて、これがまた!独創的で毎月楽しみにしてるんです。
お店の前を通る度にチェックし、気になるものは食するようにしています。
(電話でも限定メニューの内容をちゃんと教えてくれますよ)
【池麺KING KONG】
住所:東京都豊島区東池袋1-32-2 小泉ビル1F
電話番号:03-6914-2070
営業時間:11:00-23:00(L.O.22:50)
土日11:00-22:00(スープ切れ終了)
定休日:不定休
☆トロフルつけ麺。
☆中華そば(醤油)。
池袋のラーメンと言えば大勝軒を思い浮かべるかもですが、その大将、山岸一雄さんの一番弟子である飯野敏彦さんが店長を務める「東池袋大勝軒」の新ブランドのお店。
(写真:トロフルつけ麺、中盛り)
つけ汁はゲンコツ・豚足・鶏ガラを18時間炊いた超濃厚スープに旬のフルーツで酸味と甘みを足したもの。入れるフルーツは季節で異なる為、行く度に微妙に味が変わり、それがまた楽しみです。つけ汁の追加も可能なので、大盛りを頼んでも安心です。
麺はパスタ用のデュラムセモリナ小麦をブレンドした自家製麺。
さすが大勝軒出身の飯野さんが作るだけあって旨いです。
卓上には唐辛子、胡椒、フルーツビネガー(オレンジやリンゴなどの果実を入れたお酢)、カレーパウダーがあります。付け合わせにはカットレモンがあるので、味に飽きても味変化できます。
しかし、いくら味変化できてもスープ自体が濃厚だし、普通のお店よりも量が多いので注意が必要です。はっきり言ってかなりキツイです。
残さないように注意して下さい。(麺を残す人が多いらしいです…)
並200グラム、中400グラム、大600グラムで、大盛りまで無料。
特大盛り800g~1000gまでが+100円。
もうひとつは中華そば。
(写真:中華そばとチャーシュー丼)
初代店主山岸一雄氏がラーメン業界に入った当初の青春の味を再現したものだそうです。
懐かしいんだけど、なぜか新しく感じる一杯です。
シンプルだからこそ、自家製の細麺がまた活きています。
トッピングはチャーシュー、メンマ、なると。
全く異なる二杯が食べれるお店です。
尚、ラーメンとラーメン屋さんは日々進化します。
訪問した時に載せた情報とは違う可能性があることをご了承下さい。
また、ラーメンは日本が誇る文化でありつつも、最近は多様な種類があり、好みが極端に分かれることも多くなりました。
私が紹介したラーメンでお口に合わなかった時はゴメンナサイ・・・でも文句は言わないでね^^;
ラーメンは奥深いです。ゴスペルも奥深いです。
池ゴスに来て、両方とも楽しんで帰ってほしいです☆
次回は6月7日です♪
God Bless You!!!モグ
Hallelujah! 皆さんお元気ですか?美和です。
少しづつ暖かくなってきて、梅の花が咲いているのをちらほら見かけるようになりました。春を感じる今日この頃です。
さて、春眠暁を覚えず、ちょっと眠い目を擦りながら(花粉症?)の久々のブログ更新です。
ゴスペルを歌う上で、押さえておきたい3つのポイントがあります。聖書、音楽、そして黒人奴隷の歴史です。
今日はつい最近日本でも公開され、そしてアカデミー賞を始め、多くの賞が与えられた作品「それでも夜は明ける(原題 12 YEARS A SLAVE)」を簡単に紹介したいと思います。というのも、昨日この作品を映画館で観たのですが、ゴスペルを歌うみんなに、ルーツを物語っているこの作品も是非とも観てもらいたい。そう思い、いつ映画館上映が終了してしまうか分からないので、急いでブログに書こう、と思ったのでした。
約2時間半の作品でしたが、全然長く感じるどころか、色々な事を考えさせられた内容でした。映画の中には黒人霊歌を歌うシーンや、畑の中で労働しながら歌うシーンなどもありましたよ。
ちなみにネタバレ的な所もあります!なので最初に内容知るのを避けたい方は映画を観てから読んでください(笑)
物語は19世紀半ば。1808年に奴隷貿易が撤廃されてから、国内の黒人は高値で売買されるようになりました。中には自由黒人(映画ではフリーメンと呼ばれてました)を拉致して奴隷として売買されることも多く、奴隷として売られたフリーメンのほとんどは、もとの生活に戻る事はできなかったようです。
1841年、ニューヨーク州で自由黒人として幸せで安定した家庭を築いていたソロモン・ノーサップが、騙され拉致されて南部に売られ、そこから12年の間を奴隷として生き抜き、最後は家庭に戻る事ができた、真実の話です。
ソロモンは非常に優れたバイオリニストで、白人の友人も多くいました。生まれながらの自由黒人として生きてきた彼が、一変して奴隷として労働、虐待、何度も殺される目にあいますますが、映画でのそのシーンは思わず目を背けてしまうような残酷なものでした。実際はどれだけのものだったのか・・・。
物語中にも出てきますが、奴隷に心を配る雇い主もいたようです。しかし、 最終的にはそのような主人も自分の利益を守る事を優先してしまいます。現代においては、誰が見ても奴隷制度は人道主義の反していると思えますが、この時代は奴隷制度は当たり前のこと。いくら心優しい人でも時代の流れに逆らう事は難しかったのですね。なんて長く暗い時代が続いたのでしょう。
また、映画の中でもありましたが、聖書の言葉を引用して、奴隷を従わせ虐待する事を正当化させていた主人がいました。こう言う人は多かったようです。先日観たタランティーノ監督作品の「ジャンゴ」では、白人のスレイブマスターが聖書のページを切って自分の体に張り付け、黒人に鞭打つシーンがありました。タランティーノ色炸裂のそのシーンでは思わず吹いてしまったのですが、全然笑い事ではないと感じさせられました。私は聖書を良く読むのですが、言葉を用いて人をあのシーンの様に鞭打つような事が決してあってはいけないな、と。
一人の老人奴隷が死に、墓に埋め、皆で死者を送り出す黒人霊歌を歌うシーンがありましたが、そこで歌われていたのが、「Roll Jordan Roll」です。普通に歌われている歌詞とちょっと違いますね。
ちなみにサウンドトラックに入っているアレンジはなんとジョン・レジェンドでした!
こちらは映画のシーン↓
Went down to the river Jordan
where John baptised three
Well I woke the devil in hell
sayin John ain’t baptise me
I say;
Roll, Jordan, roll
Roll, Jordan, roll
My soul arise in heaven,Lord
for the year when Jordan roll
Well some say John was a baptist
some say John was a Jew
But I say John was a preacher of God
and my bible says so too
歌ってなんかいられない、を飛び越して、歌ってなきゃやってられない、ノーサップの悲しみと悔しさ、叫びとそして命の力強さが伝わってきたシーンでしたが、本当はもっともっと、、、苦しく残酷だったかと思います。
また、後半でソロモンが救われる手助けとなる人が現れますが、これが他国民、カナダ人の大工(ちなみにこの映画のプロデューサーでもあるブラット・ピット、制作会社はPLAN Bです)
彼は、アメリカに蔓延している奴隷制度に反対する信念を持っていて、聖書でも人は皆平等だと語っている事を信じています。ソロモンの主人と論議をしようとするのですが、同じ神を信じているのに、主人はその論議の土台にものれないほどの価値観の違いでした。
ソロモンは無事に帰った後、この体験を本にし、また様々な奴隷解放運動に携わったようです。
と言う事で、まずは映画を是非是非観てもらって、知って、感じて、そして考えることが大切なのかな、と思います。
まだ映画館でやっていると思うので、みんなhurry up!!
公式HPです
http://yo-akeru.gaga.ne.jp/index.html
ゴスペルを歌うだけではなく、ゴスペルで励まされましょう!
暗闇の中だからこそ、細いけど一筋の光が見えるかもしれません。
God bless you! Miwa
ハレルヤ!裕です!
寒い日々が続き体調を崩される方が多いようですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、今年最初の池ゴスということと、Black History Monthにちなんだ特別ゲスト、Gadsden(ギャズデン)夫妻の登場ということもあり、開場は期待感で充満し、教会内は開始前から熱気で満ち溢れていました。
アメリカに住むアフロ・アメリカンの人達は、毎年この時期に奴隷時代からの苦難の歴史を振り返り思いを馳せる習慣があり、2月は「Black History Month」と呼ばれ、黒人教会では自分達のルーツであるアフリカの衣装などを着たりします。
そして、奴隷時代の話や公民権運動の話などを聞いたりして自分達の人種的なアイデンティティを確認したりするのです。
ゴスペルはまさに黒人達の過酷な歴史の中から生まれた音楽。私達は日本人であるが、その彼らの歴史に敬意を払う意味で「Black History Month」を祝い、彼らと同じようにゴスペルを歌いあげました。
まずは、シンガーズ達がアフリカン風の衣装に身を包み登場。古くから黒人たちの間で歌われている「Kum Ba Ya」をKurt Karr Singersのモダンなアレンジのヴァージョンで熱唱。「Come By Here」神様どうか来てください!という言葉がアフリカのスワヒリ語となまって作られた言葉が「Kum Ba Ya」
過酷な差別の中で神様に救いを求めることしか道がなかったアフロ・アメリカンの心情をまさに象徴している名曲であり、「Black History Month」にふさわしい曲です。
そして、今回のスペシャルゲストCarol Gadsden牧師の登場!
彼女は、10数年前から福生New Life Christian Ministriesを拠点に日本人にゴスペル音楽を伝え続けています。
最初に紹介してくれた曲は「Freedom Song」。黒人たちは過酷な奴隷生活や、差別などの苦難の中で神様に賛美することで自由を獲得しました。現代の日本人と彼らの我酷すぎる歴史は比べることはできませんが、その精神を、ここにいる私達も受け取ることができます。キャロルの曲解説に続き早速ワークショップがスタート。決してだれることのないスピーディーな展開で進み、上手く歌えたときはCarolから満面の笑顔でお褒めの言葉がかかる!(笑)本当に楽しい時間!
次の曲は「Jesus Is Mine」。色々なシンガーに歌われている有名なゴスペルソングでCarolも小さい頃から教会で毎週のように歌っていたと語っていました。
そして「King Jesus Is All」。この曲も古くから伝わり童謡のように歌い継がれている曲です。今回はオールドスタイルに味付けされていました。コール&レスポンスで展開される曲で、途中、会衆の中から歌えるシンガー(笑)達にマイクが渡り、それぞれがリードを取っていきました。
そして、今回教わった曲「Freedom Song」「Jesus Is Mine」を続けてミニコンサート!クラップしダンスし叫んでここはまるでハーレムの教会か?そんな錯覚を思わせるようでした。
熱いワークショップの余韻を残しながらCarolの夫であり、New Life Christian Ministriesの牧師W.D.Gadsdenの登場!
会衆にハレルヤ!を連呼させながら熱狂的に登場しました!
彼は、黒人奴隷とゴスペルソングのルーツは、神の啓示を受けてエジプトからユダヤ人奴隷を救いだしたモーゼにあると語りました。
ゴスペルソングは、黒人奴隷の中から生まれた音楽であるが、聖書にそのルーツがあることを解き明かしてくれました。
そして、“ゴスペルソングは私達を笑顔にし、うつむいて歌う音楽ではない”ことを、本人が実際に「Amazing Grace」や「Oh Happy Day」といったゴスペルソングを歌い再現してくれました。
そして、「奴隷生活をしている人はいないが、様々な重荷や苦しみに囚われの身になっている人は今もいる。だから、ゴスペルを歌いハッピーになって乗り切っていくのだ!」と力強く、ユーモアも交えてお話してくれました。
ゴスペルは人種や国籍は関係ない、人と人が繋がることができる素晴らしいもの。日本でそのことを体験できて非常に感動したとお話してくれました。
そして、マイクはCarolに渡され、池ゴスでもお馴染みの「Break Every Chains」。
苦しい試練ばかりで、まるでその状況から抜け出せないような時。でも神は必ず打ち破ってくれる。Jesusの御名にはその力がある。だから神を信じよう。それが唯一の方法だから。Carolは力強く語り宣言しました。そして、途中、悩みや苦しみ、背負っている問題は全てここに置いて帰ってください!とみんなに呼びかけました。まさにこれこそゴスペルミュージックの醍醐味!この日の最大のクライマックスだったと思います。
続く曲は「He’s A Champion」
神は今も生きている!彼こそチャンピオン!そう宣言し、濃厚なBlack History Monthの祭典は締めくくられました。