2013年12月20日
Merry Christmas! 美和です。
クリスマスシーズンを迎えめっきり寒くなりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
さて、今年最後のブログ記事として2回に渡り、クリスマスソングを1曲紹介させてもらい2013年の幕を閉じたいと思います。
先日の池ゴスでオープニングアクトを飾ってくれたキッズクワイア・リトルブランチの子供達が歌ってくれた「牧人ひつじを」です。
こちらがその時の映像 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=ZVKIA-HIm_c&feature=youtu.be
愛らしいですねー。
この「牧人ひつじを」は、日本の賛美歌集でのタイトルで、原題は「The First Noel」です。The Firstは英語ですが、Noelはフランス語で「クリスマス」と言う意味。もともとはラテン語の「誕生」が語源になります。なので「最初のクリスマス」と言う題名になります。
ちなみに、聖歌集でのタイトルは「ノエルをばはじめに」となっていますので、聖歌の題名の方が原題に近いです。しかし聖歌は言葉が古く、とても味わい深い歌詞なのですが、現代人の私達にはちょっと分かりにくいかもしれません。
まずは、つい先日12月15日にホワイトハウス前で行われた、ナショナルクリスマスツリー点灯式での、アリサ・フランクリンの最新ほやほやのホットな歌声を紹介します。彼女は「ソウルの女王」と言う異名を持つ、アメリカを代表するソウルシンガーであり、牧師の娘で教会で育ちました。
オバマ大統領の就任式でも歌いましたね。
写真はその時のもの→
http://www.youtube.com/watch?v=LxdIYpzhVnU
アリサは教会出身で、商業音楽の世界に入っていきますが、その後も多くのゴスペルソングを歌っています。
そのゴスペルアルバム、代表作がこちら。「ゴスペルの貴公子」James Clevelandが指揮をとっています。
このアルバムは後日、再編集されて再発売されますが、曲順が変更されていたり、James Cleveland出番も増え、曲のカットも少なくなっていて断然、完全版がお薦めです。
話はそれましたが、今回の「The First Noel」では、アリサは2番までしか歌っていませんが、実際には8番まで歌詞があります!
ちょっと長くなりますが、簡単な訳も一緒に歌詞を載せます。
「The First Noel」
1
The first Nowwel the angel did say
Was to certain poor shepherds in fields as they lay
In fields as they lay, keeping their sheep
on a cold winter’s night that was so deep
* Nowell, Nowell, Nowell, Nowell, Born is the King of Israel
天使が告げた最初のクリスマスは、野に寝ていた幾人かの貧しい羊飼いが、寒い冬の夜に羊たちを連れていた時でした。
※クリスマス…クリスマス… クリスマス…クリスマス… イスラエルの王が生まれました
2
They looked up and saw a star
Shining in the east beyond them far
And to the earth it gave great light
And so it continued both day and night
彼らは空を見上げ星を見ました。その星は東の遠くかなたに輝き、大地に大きな光を与え、昼夜輝き続けました。
3
And by the light of that same star
Three wise men came from country far
To seek for a king was their intent
And to follow the star wherever it went
その星の光に導かれ、3人の賢者が遠くの国からやってきました。王を探すことを目的とし、その星が導く所どこへでもついて行きました。
4
This star drew nigh to the northwest
O’er Bethlehem it took it rest
And there it did both stop and stay
Right over the place where Jesus lay
星はベツレヘムの北西まで近づくと、そこでとまり、赤子イエスが眠るその上で留まりました。
5
Then did they know assuredly
Within the house the King did lie
entered in then for to see,
And found the Babe in poverty
そこで賢者たちは、王がいる家(小屋)がはっきりと分かり、王を見る為に中に入り、貧しい環境でうまれた赤ちゃんを見つけたのです
6
Then entered in those wise men three
Full reverently upon their knee
and offered there in his presence
Their gold, and myrrh, and frankincense
3人の賢者はその場所に入ってうやうやしくひざまずくと、持ってきた贈物である金と没薬と乳香を差し出しました。
7
Between an ox stall and an ass
This Child truly there born he was
For want of clothing they did him lay
All in the manger, among the hay
牛やロバのいる中で、まさに彼こそがお生まれになったその”子”でした。着せる衣服もない状態で、飼い葉桶の中に干し草に包まれて寝ていました。
8
Then let us all with one accord
Sing praises to our heavenly Lord
That hath made heaven and earth of naught
And with his blood mankind hath bought
さあ、みんなで一緒に歌いましょう。私たちの天にいる主に賛美しましょう。無から天と地を創造し、その血で人々をあがなってくださった主に。
ここでもう一本。Be Be & Ce Ce Winans のデュエット映像がこちら。是非歌詞も見ながらどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=dBQlanc6aug
このお二人はゴスペルシンガー一家、Winans Family の兄妹です。息がピッタリですね♪ 下の写真がWinans Family ↓
映像では、降誕劇(イエス・キリストが生まれた模様を劇にする)が途中から始まります(4:00辺りです)
そう、「The First Noel」の歌詞が、まさに降誕劇の台本そのものなんですね!
Part 2につづく