■ カレンダー

2024年12月
« 3月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

■ カテゴリ

ハレルヤ!裕です!

 

寒い日々が続き体調を崩される方が多いようですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今年最初の池ゴスということと、Black History Monthにちなんだ特別ゲスト、Gadsden(ギャズデン)夫妻の登場ということもあり、開場は期待感で充満し、教会内は開始前から熱気で満ち溢れていました。

 

 

 

gospel4lores

アメリカに住むアフロ・アメリカンの人達は、毎年この時期に奴隷時代からの苦難の歴史を振り返り思いを馳せる習慣があり、2月は「Black History Month」と呼ばれ、黒人教会では自分達のルーツであるアフリカの衣装などを着たりします。

 

 

 

 

Black-History-Month-collage-768x593

そして、奴隷時代の話や公民権運動の話などを聞いたりして自分達の人種的なアイデンティティを確認したりするのです。

ゴスペルはまさに黒人達の過酷な歴史の中から生まれた音楽。私達は日本人であるが、その彼らの歴史に敬意を払う意味で「Black History Month」を祝い、彼らと同じようにゴスペルを歌いあげました。

 

 

 

 

 

 

KI1まずは、シンガーズ達がアフリカン風の衣装に身を包み登場。古くから黒人たちの間で歌われている「Kum Ba Ya」をKurt Karr Singersのモダンなアレンジのヴァージョンで熱唱。「Come By Here」神様どうか来てください!という言葉がアフリカのスワヒリ語となまって作られた言葉が「Kum Ba Ya」

過酷な差別の中で神様に救いを求めることしか道がなかったアフロ・アメリカンの心情をまさに象徴している名曲であり、「Black History Month」にふさわしい曲です。

 

 

 

 

KI6

そして、今回のスペシャルゲストCarol Gadsden牧師の登場!

彼女は、10数年前から福生New Life Christian Ministriesを拠点に日本人にゴスペル音楽を伝え続けています。

最初に紹介してくれた曲は「Freedom Song」。黒人たちは過酷な奴隷生活や、差別などの苦難の中で神様に賛美することで自由を獲得しました。現代の日本人と彼らの我酷すぎる歴史は比べることはできませんが、その精神を、ここにいる私達も受け取ることができます。キャロルの曲解説に続き早速ワークショップがスタート。決してだれることのないスピーディーな展開で進み、上手く歌えたときはCarolから満面の笑顔でお褒めの言葉がかかる!(笑)本当に楽しい時間!

 

 

 

 

KI5

次の曲は「Jesus Is Mine」。色々なシンガーに歌われている有名なゴスペルソングでCarolも小さい頃から教会で毎週のように歌っていたと語っていました。

そして「King Jesus Is All」。この曲も古くから伝わり童謡のように歌い継がれている曲です。今回はオールドスタイルに味付けされていました。コール&レスポンスで展開される曲で、途中、会衆の中から歌えるシンガー(笑)達にマイクが渡り、それぞれがリードを取っていきました。

そして、今回教わった曲「Freedom Song」「Jesus Is Mine」を続けてミニコンサート!クラップしダンスし叫んでここはまるでハーレムの教会か?そんな錯覚を思わせるようでした。

 

 

KI2 熱いワークショップの余韻を残しながらCarolの夫であり、New Life Christian Ministriesの牧師W.D.Gadsdenの登場!

会衆にハレルヤ!を連呼させながら熱狂的に登場しました!

 

 

彼は、黒人奴隷とゴスペルソングのルーツは、神の啓示を受けてエジプトからユダヤ人奴隷を救いだしたモーゼにあると語りました。

1158007094e9d639f3486f5fa0b9315c5c1b66d0.97.2.9.2

 

ゴスペルソングは、黒人奴隷の中から生まれた音楽であるが、聖書にそのルーツがあることを解き明かしてくれました。

そして、“ゴスペルソングは私達を笑顔にし、うつむいて歌う音楽ではない”ことを、本人が実際に「Amazing Grace」や「Oh Happy Day」といったゴスペルソングを歌い再現してくれました。

そして、「奴隷生活をしている人はいないが、様々な重荷や苦しみに囚われの身になっている人は今もいる。だから、ゴスペルを歌いハッピーになって乗り切っていくのだ!」と力強く、ユーモアも交えてお話してくれました。

ゴスペルは人種や国籍は関係ない、人と人が繋がることができる素晴らしいもの。日本でそのことを体験できて非常に感動したとお話してくれました。

 

 

KI3そして、マイクはCarolに渡され、池ゴスでもお馴染みの「Break Every Chains」。

苦しい試練ばかりで、まるでその状況から抜け出せないような時。でも神は必ず打ち破ってくれる。Jesusの御名にはその力がある。だから神を信じよう。それが唯一の方法だから。Carolは力強く語り宣言しました。そして、途中、悩みや苦しみ、背負っている問題は全てここに置いて帰ってください!とみんなに呼びかけました。まさにこれこそゴスペルミュージックの醍醐味!この日の最大のクライマックスだったと思います。

 

続く曲は「He’s A Champion」

神は今も生きている!彼こそチャンピオン!そう宣言し、濃厚なBlack History Monthの祭典は締めくくられました。