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BLOG - 動画


ハレルヤ!ゆたかです。

秋も深まりすっかり過ごしやすい季節になりましたが、みなさんはお元気でしょうか?

ゴスペルの秋ということで10月の池ゴスも大盛況でした。

CLAP YOUR HANDS
 オープニングは軽快な「Everybody Clap Your Hands」。
手を叩いて神様を賛美しよう!という元気印なダンスナンバー。
歌詞の通り、天に向かって会場全体にクラップの音が響き渡りました。

 

ABOVE ALL
挨拶タイムも交え会場も温まったところで「Above All」。11月に再び来日してくれるMichel W Smithの世界的に有名なワーシップソングです。「十字架に張り付けられて薔薇のように踏みつけられ、血まみれになって死なれた。それは私が赦され、癒されるために。その人は世界のあらゆる富や権力よりも勝る人・・・」そんなジーザスについての曲です。

 

 

すっかり満たされた美和さんはしばらく立てなくなるほどでした。そう、池ゴスでは泣いても良いし、倒れても良い、叫んでも良いのです!そしてダンスしても良いのです!心の重荷を投げ捨てて解き放たれるためにゴスペルを歌うのだから。

 

 

 

 DOWN BY JUMP
今回も大勢来て頂いた新来者の方の紹介を挟みワークショップの時間へ。
今回はポピュラーな黒人霊歌「Down By The Riverside」。
「重荷を下ろそう、この川辺に 剣と楯を下ろそう、この川辺に、もう闘いの訓練はいらない」という歌詞は、暴力や戦争ではなく神様に祈り、ゴスぺルを歌うことで、公民権運動などを勝ち抜いてきたアフロ・アメリカンの歴史とオーバーラップしていきます。

 

 

今の日本でも安保法案など政治情勢が揺れ動きましたが、まさにそんな時代にこの曲を歌うことはタイムリーなことでしょう。「Gonna Shake Hands Around The World」の歌詞の個所で会場中の人と握手をして回る。そして「Sing」して「Jump」して「Shout」する!ゴスペルによる平和のメッセージが教会に満ちていました。そう、戦争や人と争うよりも武器を捨て、マイクに変えてゴスペルを賛美する、方を選んだほうが平和なのだ!

 

 

 

AJ SAXバスタオルが必要かと思われるような熱いワークショップの後は特別ゲストの登場!!
池ゴスのYou Tubeを見て、自分もこの場で賛美させて欲しい!それだけの理由で13時間飛行機に揺られカリフォルニアからやってきた愛すべき熱い男A.J.Johnsonです。
彼は普段、教会でサックスを演奏しているとのことで今回も「I Give Myself Away」「I Worship You」の2曲を賛美してくれました。彼のサックスは聴き手の心にじわじわと浸透していき、鷲掴みにしていく力を持っています。楽器で賛美して、聞く者を神様に向かわせているのです。

 

 

 

 AJ WE  そして「ゴスペル音楽は世界中で歌われている。日本のゴスペルは世界中で聞かれている。みんなエキサイトしているか?」と呼びかけて今度はマイクを持ち賛美リードとしてシンガーズと共にFred Hammondの「We’re Blessed」。A.Jが歌いだせばまさに本場のブラックゴスペル。もしかしたら今日、来た人の中ではCDやYou Tubeの中でしか見たことの無かった光景を初めて目のあたりにした方も多くいらっしゃったのではないかと推測されます。
A.J.が「神様の祝福が必要な人はいるか?私には必要だ」とシャウトしバンドもどんどんヒートアップしていきPraise Breakへ!激しいホーリーダンスにコール&レスポンス。もう言い飽きた表現ですが(笑)アメリカの黒人教会へと様変わりしていきました。

 

 

 

SOUSEI AKASI
 完全にリミッターが吹っ切れた状態の余韻を引きずるように今度はシンガーズの創生がクリスチャンになるまでのエピソードを語ってくれました。
 彼は小さい頃、耳が聞こえない子供だったそうです。お母様が病院に連れて行き聞こえるようになったそうですが、牧師に教会で耳に手を当てられ祈られた事も覚えているそうです。
彼は15歳のクリスマスに洗礼を受けてクリスチャンになりましたが、その理由はミッションスクールに通っていて進路のためクリスチャンになっておいた方が良いと思ったこと。またクリスチャンホームで育ったため洗礼を受けることに抵抗が無かったそうです。彼はこうした理由でクリスチャンになったことを軽率な理由では無いか?と悩んでいたそうです。
そんな彼も就職を機会に教会にも行かなくなり、生活も荒れ出しました。しかしそのような中でも、「神が本当にいるのか知りたい」と祈りますが、やがて彼はうつ病に悩まされるようになり、死にたいという思いに何年も支配されるようになりました。そんな中でブラックゴスペルに出会ったのです。「そのままのあなたで良い、あなたは愛されている」というゴスペルの歌詞の世界と、生きるに値しないと思ってしまう葛藤の中、「愛されているということの本当の意味は?」という答えを求めて祈り続けたそうです。
彼が今まででやり続けたたった一つの事はゴスペルを歌うこと。歌い続けた結果、神様の恵みによって生き方を変えることができる。愛されていることを体験でき、向きを変えて生きることができたそうです。そんな彼もゴスペルの本質である聖書のことばを学ぶバイブルスタディに最近参加し始め、以前よりもゴスペルの歌詞、聖書のことばがリアルになったそうです。
感動的な証に続き、創生のソロから再び「Above All」。

 

 

私達に生きる力を与え、全ての問題を解決してくれる、そして武器を握りしめていた手を、握手する手に変えることを教えてくれるジーザス。そのことを憶えて10月の池ゴスはクローズしました。

 

 

皆さんの上に、今日もジーザスの助けと平安がありますように!
2016年、また池ゴスでお会いしましょう!

2015年3月30日 CATEGORY:ゴスペル, 動画

4月4日池ゴス予告!

imagessすっかり暖かくなり、いよいよサクラも満開ですね。

皆さんお元気ですか?美和です。

今年2回目の池ゴスは、4月4日(土)いつも通り15時からありますので、お時間ある方は是非歌いに来てください!

懐かしいのやりますよ。

 

 

 

さて、ゴスペルもどんどん進化していて、本場アメリカの教会でも色々な新しいタイプのゴスペルが賛美されています。

若い人達がどんどん新しい曲を作り、新しい曲がどんどん生まれているのは本当良いですね。

でも、日本のゴスペル好きの若い人達が知らない、超カッコいい昔の曲もいっぱいあるんだよね!

と言う事で、今回の池ゴスはちょっとだけ時代を逆戻りし、懐かしの90年代ソングをWSしたいと思います。

 

 

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90’sゴスペルと言えば、そう、今でも活躍していますが、Kirk Franklinが革命的に黒人教会音楽を前進させた一人なのではないでしょうか。

 

そのKirk のナンバーから、なんと今から20年前の曲で(ひえ〜汗)、アルバムタイトル曲、Call and Respons な “Whatcha Lookin’ 4”を歌います。

 

懐かしい〜!と思う、そこのあなた!Come on!

 

 

 

Whatcha Lookin’ 4

https://www.youtube.com/watch?v=1dfUECrJh7M

 

振り付けがあるのも、この曲の特徴です。

 

 

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この曲は、この時代のユース世代(10〜20代)に向けられた曲で「何を探しているの?何を求めているの?私(Jesus)が君の探している”それ”なんだよ」と言う歌詞が繰り返されますが、有り余るエネルギーを、色々な危険な方向に向けてしまう若者達にとって、ゴスペルを踊って歌う事は救いだったのかもしれません。

 

The  Familyの後ろには当時の若者達がステージ上で、一緒に踊り歌っています。かっこいい〜よ〜。

昔の曲だけど、今のユース達に、そして年齢関係なく皆にじゃんじゃん歌ってほしいね!(と元ユースは思うのでした。)

 

 

下のフルバージョンでそれが観れます。Whatcha Lookin’ 4は一番最後です。

私は持っていますが、Videoはもうとっくに廃盤でしょうか。

 

 

こちらがフルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=JlK9BtuASe8

 

 

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The  Family の貴重な映像!Tamela Mannとかはまだ旧姓の時代で、今よりふっくらしていて、歌パンチがすごいです。

なんだか話したい事はたくさんですが、とにかく、皆さん歌いましょう!!!!

 

 

 

 

 

他には、Judith McAllisterのHallelujah You’re Worthy To Be Praised や、Vashawn MitchellバージョンのMy Worship Is For Real、歌います。

 

年齢関係なく、探し物(者?)をしている人、とりあえず池ゴス来て、一緒に歌いませんか?

お待ちしています♬

 

 

God bless you!

 

Hallelujah! 美和です。すっかり初夏ですね。夏好きの私には、夏が待ち遠しくてたまりません。

皆さんGWはどのように過ごしましたか?熱いゴスペルウィークだったでしょうか?それとも行楽地に出かけたり、ゆっくり休みをとりましか?

 

さて、今年2回目久々の池ゴスは、GWに行われた2つの大きなイヴェントのあの素晴らしい時をもう一度!と言う事で、2曲WSします。

 

Unknownまずは、GW前半に埼玉で行われたKurt CarrのWSから「Great Jesus」

 

https://www.youtube.com/watch?v=vU2rL2b5G00

 

 

 

 

 

hezekiah-walker12そして、北海道で行われたBTS(ブルックリン・タバナクル・シンガーズ)によるWS、Hezekiah Walkerのアルバムから「Every Praise」

https://www.youtube.com/watch?v=jBZYMUP2LDk

 

 

 

 

 

そして、今回のスペシャルゲストミュージシャンとして、2月にゲストで来てくださったギャズデン夫妻の子息、Marcel Jonte(マーセル・ジョンテ)氏が来てくれます!!!以下が彼のプロフィールです。これからのゴスペルを担っていく若きリーダーです。

 

Marcel・Jonte(マーセル・ジョンテ)

http://zoe-music.webs.com/ (HPは来週6月アップ予定)

 

 

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ドイツのカンプ=リントフォルト出身。母はゴスペル歌手の Carol Gadsden(キャロル・ギャズデン)。

3人兄弟の二男として音楽一家に生まれ、幼少の頃から兄や弟と共に母のコンサートに連れられて母のステージを見 ながら育つ。自身も5歳の頃から教会の聖歌隊でソリストを務めていた。 米国メリーランド州に移住後、地元の教会でとある父親と二人の息子がキーボードを一緒に演奏している姿を見て、キーボード演奏に目覚める。11歳でキーボードを 独学で習得し、地元の教会の礼拝や、母の伴奏者として演奏し奏者としての腕を磨く。

1999年、一家で日本に移住。米国人の集うゴスペル教会のキッズ聖歌隊でキーボード奏者を務めた後、2001年に母がオープンしたゴスペルスクール「ゴ スペル・コネクション」と、同年に牧師である父W.D.Gadsdenが母と共に東京都福生市に設立したニューライフ教会にて、専属キーボード奏者に就 任。10代にしてプロのバンドミュージシャンたちと数々の共演をこ なし、母のセカンドアルバム「He’s The One」では、リード・キーボードを務める。

現在はニューライフ教会の音楽ディレクターを務める他、演奏活動は日本全国におよぶ。TBS、ハーベストタイム、福生市のローカルTVなどにも多数出演。

キーボード講師としても、独自 の演奏スタイルと天性の音楽感性で、技術だけに留まらない音楽の素晴らしさと、音楽への愛を伝える活動を続けている。

また、音楽のほか、グラフィック・デザイナーとしての顔も持つ。2011年にはゴスペル関連のチラシやCDジャケット、ホームページ制作などを手掛けるデザイ ン会社Glory Graphic Design, LLCを設立、現在CEOを務めている。

演奏やデザインを通じて、ゴスペル・ミュージックがもたらすLove&Peaceを広める活動に情熱を注いでいる。

 

 

それでは、6月7日の池ゴスで思いっきり歌いましょう!!

池ゴスでおなじみ、SHIZU革の販売もします♪

Let’s praise the name of Jesus!

God bless you!

Miwa

 

2014年4月26日 CATEGORY:動画,

映画「GOSPEL」

ハレルヤ!裕です!

いよいよゴールデンウィーク突入ですね?みなさんいかがお過ごしですか?

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5月にはあのゴスペル界の大御所、Kurt Carrが来日してワークショップを開催しますね 。またBrooklyn Tabernacle Choirがシンガーズで北海道に来日しワークショップが開催されたりと、日本のゴスペル界も活発に動き始めて、ゴスペルブームの再熱の予感を感じているのは私だけでしょうか?

 

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今回は、ゴスペルを歌い始めて間もない人や、歌ってはいるがなかなか本場のブラックゴスペルに馴染んでこなかった人達にお勧めの映画を紹介します。ゴスペル音楽に夢中になり歌い続けていると、本場アメリカの黒人達のゴスペルを聞きたくなります。本や映画などで断片的に観た事のある熱狂的な礼拝!倒れるまで神様を賛美する人達。ホーリーダンスにシャウト・・・そんな光景に憧憬を抱き、いつか実際に体験してみたいと思うものです。アフロ・アメリカンの精神的な土台となり支え続けた黒人教会と、そこで歌われるゴスペル音楽。そのユニークで熱い文化を体験するためにはアメリカまで行かなければなりません・・・。でも今回紹介する「GOSPEL」という映画は、そんな本場のゴスペル音楽の熱狂を映像という形で味わうことができるゴスペルラヴァーズ必見の内容です。

 

 

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映画「GOSPEL」は、1981年にカリフォルニア州オークランドのパラマウント劇場で開催されたゴスペルコンサートを記録したライブ映画です。出演はMighty Cloud Of Joy、Shirley Caser、The Hawkins Family、The Clark Siters、James Cleveland & Southern Calfornia Community Choirといったゴスペル界の大御所でありレジェンド達です。最近のゴスペルファンには余り馴染みのない名前が並んでいるかもしれませんが、今のゴスペルの基礎を築き現在でも多大な影響を与え続けているようなビッグネームが勢ぞろいして開催されたコンサートなのです。

 

ゴスペルシンガーの仕事は、神様や聖書のことを聞き手に伝えること。それがどんな状況であっても変わりません。教会という彼らのホームグラウンドではもちろんのこと、お酒が出されるライブハウスであっても、劇場であっても、野外であっても、そこで神様のことを歌い伝えます。そしてその場にいる人がまるで教会にいるかのような、ホーリーな感情へと高められていく。その導き手が一流のゴスペルシンガーだと思います。是非、パラマウント劇場が大きな黒人教会と変わっていく様子をこの映像で目撃して欲しいです!

 

映画「GOSPEL」よりYou Tubeをいくつか紹介しておきますね!

 

 

Mighty Cloud Of Joy/I’ve Been In The Storm

1960年結成のカルテットグループ。ハードシャウターのJoe LigonとファルセッターのPaul Beaslyの掛け合いが凄い!伝統的なハードカルテットの系譜からスタートし、途中フィラデルフィア録音などでソウルミュージックとの接点を試みたりしながら現在も最前線で活動している伝説のカルテット!!

 

 

Shirley Caser/No Charge

数多くの名シンガーを輩出したThe Caravansのリードシンガーとして活動し、ソロとなってからの最大のヒット曲である「No Charge」。神の無償の愛を母の愛に例えて歌われる。彼女自身がゴスペルシンガーになるきっかけは病弱な母を支えるためにゴスペルシンガーとなってお金を稼ごうという理由でした。

この映画ではマイクスタンドを十字架に見立てた寸劇を見せてくれます。圧巻です!

 

 

The Hawkins Family/Until I Found The Lord~Right On

ゴスペルの代名詞的な曲「Oh Happy Day」は、黒人教会のゴスペルを全世界に知らしめてポピュラーミュージックの世界にも通用するものとして高めた記念的な名曲です。その「Oh Happy Day」のオリジナルライターがThe Hawkins Familyの面々です。彼らの地元オークランドでのコンサートということもあり凄まじい熱気。神様の前で我を忘れて踊りまくり叫び続ける、まさに黒人教会の熱い礼拝を映像で体験できます。

 

 

The Clark Sisters/Hallelujah

デトロイトのSouthwest Michigan State Mass Choirのディレクターで「ゴスペルクワイアの母」と呼ばれたDr.Mattie Moss Clark。彼女の4人の娘で結成されたThe Clark Sistersの大迫力パフォーマンスを堪能してください。彼女達はMary・J・Brige、Kelly Priceといった後のR&Bのシンガー達の憧れでもありました。

 

 

James Cleveland And Southern Calfornia Community Choir/Can’t Nobody Do Me Like A Jesus

「ゴスペルの王様」と呼ばれたJames Cleveland。マスクワイアスタイルのゴスペルを確立し、現代ゴスペル音楽の基礎を築いたまさにPrince Of Gospel Music!!! 彼が創立したGMWA(Gospel Music Workshop Of America)からは数多くのシンガーが世に輩出され、ゴスペルの普及に大きな貢献をしました。この映像でホーリースピリッツに支配され止まらずたたき続けるドラマー、それを抑えようとするJames Cleveland師。このシーンこそこの映画のクライマックスといえるでしょう。

 

 

こちらで購入可能のようです。

http://www.amazon.co.jp/Gospel-DVD-Import-James-Cleveland/dp/B0000648YL/ref=sr_1_7?s=dvd&ie=UTF8&qid=1398334146&sr=1-7&keywords=GOSPEL

 

是非!映画「Gospel」をご覧になってください!そして“Golden Week”を“Gospel Week”で過ごしましょう!

 

God bless you!

 

 

 

images5Hallelujah! 皆さんお元気ですか?美和です。

少しづつ暖かくなってきて、梅の花が咲いているのをちらほら見かけるようになりました。春を感じる今日この頃です。

さて、春眠暁を覚えず、ちょっと眠い目を擦りながら(花粉症?)の久々のブログ更新です。

 

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ゴスペルを歌う上で、押さえておきたい3つのポイントがあります。聖書、音楽、そして黒人奴隷の歴史です。

今日はつい最近日本でも公開され、そしてアカデミー賞を始め、多くの賞が与えられた作品「それでも夜は明ける(原題 12 YEARS A SLAVE)」を簡単に紹介したいと思います。というのも、昨日この作品を映画館で観たのですが、ゴスペルを歌うみんなに、ルーツを物語っているこの作品も是非とも観てもらいたい。そう思い、いつ映画館上映が終了してしまうか分からないので、急いでブログに書こう、と思ったのでした。

約2時間半の作品でしたが、全然長く感じるどころか、色々な事を考えさせられた内容でした。映画の中には黒人霊歌を歌うシーンや、畑の中で労働しながら歌うシーンなどもありましたよ。

 

ちなみにネタバレ的な所もあります!なので最初に内容知るのを避けたい方は映画を観てから読んでください(笑)

 

 

物語は19世紀半ば。1808年に奴隷貿易が撤廃されてから、国内の黒人は高値で売買されるようになりました。中には自由黒人(映画ではフリーメンと呼ばれてました)を拉致して奴隷として売買されることも多く、奴隷として売られたフリーメンのほとんどは、もとの生活に戻る事はできなかったようです。

 

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1841年、ニューヨーク州で自由黒人として幸せで安定した家庭を築いていたソロモン・ノーサップが、騙され拉致されて南部に売られ、そこから12年の間を奴隷として生き抜き、最後は家庭に戻る事ができた、真実の話です。

ソロモンは非常に優れたバイオリニストで、白人の友人も多くいました。生まれながらの自由黒人として生きてきた彼が、一変して奴隷として労働、虐待、何度も殺される目にあいますますが、映画でのそのシーンは思わず目を背けてしまうような残酷なものでした。実際はどれだけのものだったのか・・・。

 

 

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物語中にも出てきますが、奴隷に心を配る雇い主もいたようです。しかし、 最終的にはそのような主人も自分の利益を守る事を優先してしまいます。現代においては、誰が見ても奴隷制度は人道主義の反していると思えますが、この時代は奴隷制度は当たり前のこと。いくら心優しい人でも時代の流れに逆らう事は難しかったのですね。なんて長く暗い時代が続いたのでしょう。

 

 

 

 

imagesまた、映画の中でもありましたが、聖書の言葉を引用して、奴隷を従わせ虐待する事を正当化させていた主人がいました。こう言う人は多かったようです。先日観たタランティーノ監督作品の「ジャンゴ」では、白人のスレイブマスターが聖書のページを切って自分の体に張り付け、黒人に鞭打つシーンがありました。タランティーノ色炸裂のそのシーンでは思わず吹いてしまったのですが、全然笑い事ではないと感じさせられました。私は聖書を良く読むのですが、言葉を用いて人をあのシーンの様に鞭打つような事が決してあってはいけないな、と。

 

 

 

一人の老人奴隷が死に、墓に埋め、皆で死者を送り出す黒人霊歌を歌うシーンがありましたが、そこで歌われていたのが、「Roll Jordan Roll」です。普通に歌われている歌詞とちょっと違いますね。

ちなみにサウンドトラックに入っているアレンジはなんとジョン・レジェンドでした!

こちらは映画のシーン↓

 https://www.youtube.com/watch?v=mAZhQQN758g

 

Went down to the river Jordan
where John baptised three
Well I woke the devil in hell
sayin John ain’t baptise me
I say;

Roll, Jordan, roll
Roll, Jordan, roll
My soul arise in heaven,Lord

for the year when Jordan roll

 

Well some say John was a baptist
some say John was a Jew
But I say John was a preacher of God
and my bible says so too

 

歌ってなんかいられない、を飛び越して、歌ってなきゃやってられない、ノーサップの悲しみと悔しさ、叫びとそして命の力強さが伝わってきたシーンでしたが、本当はもっともっと、、、苦しく残酷だったかと思います。

 

 

また、後半でソロモンが救われる手助けとなる人が現れますが、これが他国民、カナダ人の大工(ちなみにこの映画のプロデューサーでもあるブラット・ピット、制作会社はPLAN Bです)

彼は、アメリカに蔓延している奴隷制度に反対する信念を持っていて、聖書でも人は皆平等だと語っている事を信じています。ソロモンの主人と論議をしようとするのですが、同じ神を信じているのに、主人はその論議の土台にものれないほどの価値観の違いでした。

ソロモンは無事に帰った後、この体験を本にし、また様々な奴隷解放運動に携わったようです。

 

と言う事で、まずは映画を是非是非観てもらって、知って、感じて、そして考えることが大切なのかな、と思います。

まだ映画館でやっていると思うので、みんなhurry up!!

公式HPです

http://yo-akeru.gaga.ne.jp/index.html

 

ゴスペルを歌うだけではなく、ゴスペルで励まされましょう!

暗闇の中だからこそ、細いけど一筋の光が見えるかもしれません。

God bless you!  Miwa

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